アマゾンの熱帯雨林はこのまま行けば2050年にも重大な転換点を迎え、地域と世界による気候変動対策の能力に壊滅的な影響を与えるとみられます。14日に発表された研究で明らかになりました。
アマゾンは6500万年にわたり、自然の気候変動に対する強靱(きょうじん)さを証明してきました。しかしここへ来て森林伐採と人間由来の気候危機が新たな水準の圧力をもたらし、向こう30年以内に大規模な森林システムの崩壊を引き起こす可能性があると研究では述べています。
研究者らの予測によれば今後アマゾンの10~47%が圧力にさらされ、そこに存在する生態系を重大な転換点へと押しやりかねません。その境界を一度越えると、悪影響の負の連鎖につながっていくということです。